食べ歩き(甘味・スイーツ)

真夏の静謐・曼殊院  with ORENO PAN ②

ORENO PANを出発し、本日の目的地・曼殊院に向かいます。

ここから、距離としてはたいしたことないのですが、地図上では確か結構東に入り込んだところだったような・・・。

一乗寺あたりなら、東に行くというのは、東山の勾配に突入することを意味します。

「詩仙堂もかなりふぅふぅ言ったけど、それよりはどうかな・・・どうかなあ、どう・・・sweat01

こ、これは・・・(涙)

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(A=曼殊院 B=詩仙堂) だいぶ東でしたーcoldsweats01sweat01

坂を上るほどに「ほんとに行くの?絶対?何で?」と自問し、くじけそうになりながらかなり登って登って、やっと到着。

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春秋、特に紅葉で有名な曼殊院は、代々皇族が住職を勤めていたので「曼殊院門跡」と呼ばれます。

先日、桂離宮に行きましたが、その造営者の息子さんがこちらを造ったとのこと・・・中には桂離宮のような規模ではないものの、桂棚や扇の形をした引き手など、意匠のそこここに共通点があります。

境内は、屋内も庭も写真撮影禁止なので、紹介できる内部の写真はありません。。。

ちなみに毛氈(もうせん、よくお寺の縁側に敷いてある赤い敷物ですね)に座りこむのもNG。きっと秋の観光シーズンは人がひしめき合っているんだろうなあ。もしくは、高貴なお寺だからでしょうか?

名刹とはいえ、さすがに盛夏の山あい、人影もまばらです。

汗を拭いて、一息つきました。

大書院から柱にもたれて庭を眺めていると、聞こえるのは無数の蝉の声。

木々の枝の間をそよいだ風が、池を通ってそのまま体を包みます。

知らない人が苦労して造った、そして誰かによって苦労して守られている建物・庭。

ご本尊に手を合わせ、上之台所(貴人をもてなすために設けられた、通常の台所とは別にある門跡ならではの遺構。残っているのはここだけだそうです)を見学し、すっかり穏やかな気分になって、玄関に向かいました。

靴を履いて、受付でお願いしていた御朱印を受け取るべく建物の外に出ると、可愛らしいものが。

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木の切り株の中から可愛らしい草花、それからちょっと見にくいのですが空洞からは炭がのぞいています。

御朱印を受け取って、受付の女性に聞いてみました。
「あの切り株、すごく可愛いですね。中に炭を入れているのは何故なんですか?」

「うーん、特に理由は無いんですけどね。水を遣ったりすると中の土が流れますでしょ?そうならんように入れてるんですけど、炭やったら自然のものやし、ええかなと思て」

「そうですね、人工のものと違って、なんかしっくり自然に素敵やなって思えますね」

「切り株も置いといて転んで当たっても危ないですしね、捨てるのも可哀想やし・・・あっちにも、ああいうんがね・・・」

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可愛い・・・。

こういうちょっとした工夫で、有効利用を超えて最大限のパフォーマンス!
日本人の心だなあ・・・。
こういう発見で、じんわりと感嘆し心が豊かになるのだから、こんなものがあちこちにある京都って・・・素晴らしい。

受付の女性に「五葉の松がすごく素敵でしたね」と言うと、私が眺めていたところとは別のアングルから見るとまた格別だ、見てはらへん?じゃもう一度行ってきはったら・・・と。

さして急ぐ必要も無かったのでまた引き返し、言われたとおりに堪能させてもらいました。

ああいいところだったなー。

御朱印は、こんなでした。

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「竹の内御殿」とありますが、竹の内とはここら辺り一帯の地名です(住所も左京区一乗寺竹ノ内町)。

お寺なのに御殿というところが、いかにも高貴な感じですね。改めて、皇族筋のお寺なんだなあ・・・。

今度来るときは、また人のいない時、雪の降った日に来たいな。優雅にタクシーで・・・。

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真夏の静謐・曼殊院  with ORENO PAN ①

連日35℃の暑さが続く京都です。

この日は一日フリーだったのですが、暑いからといって部屋に閉じこもっているのはもったいない・・・とばかりに、昼前の炎天下の中、鉄壁の日焼対策をして自転車で飛び出しました。

行き先は、大原ほどではないけれど「よし!」と気合を入れなければなかなか行けない曼殊院です。


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烏丸御池「A」近くから出発して、右上の「B」曼殊院。そこから、「C」の細見美術館に寄って戻ってきました。
約15kmの行程、うーんなかなか頑張りました・・・。


ところで、遠出と食がいつもセット♪な私のランチは、家を出るときから決めていた、一乗寺近くにあるこのお店。
ORENO PAN Okumura(オレノパン オクムラ)

比較的古くから京都で名を馳せているフレンチのオクムラですが、そちらで出すくるみパンがあまりにも美味しいかったことがきっかけで昨年出来たベーカリーだそうです。
とても評判がいいようですね。

ちなみに、なんと!!
上のサイトよると、超ゴージャスなかのアジアンリゾートホテルグループ・アマン京都版の中に、デリとフレンチレストランを出すようですね。オクムラって凄い~!
3年前くらいから噂はあったものの、最近では全く話を聞かず・・・立ち消えたのかと思っていたのですが、10/31にそのデリがグランドオープンするとあります。
ええええ!

それはさておき、オレノパンはベーカリーの上のフロアがカフェレストランになっています。
せっかくだからとそこで戴くことにしました。
メニューを見るとそのアラカルトとともにランチは何種類かあります。

2,3個いただくだけのつもりだったのですが、パン&サンドイッチ好きの私は、オレノパンに溺れてみることにしました(^^;)
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パン15種、サンドイッチ5種、ピザ3種のブッフェにドリンク、サラダ、小さなパスタとデザートがついて\2100のランチセットです。
パンのつもりだったランチにしてはなかなか良いお値段になっちゃいましたが、サラダ以下が付いていないブッフェが\1890だから、それに比べればかなりお得ですね。
ちなみに平日限定&期間限定です(お店のメニューでは8月末、サイトでは9月末まで。どっちかな??(^^;)。

お野菜は新鮮だし、パスタも美味しかったのですが、肝心のパンを堪能できたかというと・・・。
下のベーカリーに比べると、やはりブッフェのパンは個性が薄れますね。
ローストビーフのサンドは野菜から少し水が出ていたのもちょっと残念。
ここではやはり、サンドも自分の好きなものをアラカルトでオーダーするのがいいのかもしれません。

デザートは、ほうじ茶のプリンwith黒蜜のジュレ、上の新ショウガの蜜煮がアクセント、といった創作的なもので、美味しかったです。

パンのブッフェだし、パスタはこの際カットし、サラダをもう少したっぷりにして、下のフロアの「オレノパン」らしさを存分に味わえる選択肢だったらもっと良かったかなあ。。。
&デザートがオプションなら言う事無し!

でも、接客がとても良かったのが印象的でした。
最寄の一乗寺駅からも結構ありますが、平日のこの日は満席でした。地元のお客さんから愛されているようですね。

・・・と、ここまでで結構長くなっちゃいました(汗)

肝心の曼殊院への続きは次回にします。

少し見づらいけれど、写真は、こちらに向かう途中、北大路通りの高野橋から見えた先日の送り火の名残、「法」の字です。

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1年折り返しです

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本日6月30日は、「夏越祓(なごしのはらえ)」。

今年前半の罪や穢れを祓い、後半の無病息災を願う日で、奈良時代から続く京都の伝統行事が行われる日です。

写真は京都御苑の烏丸通を挟んで西側にある護王神社ですが、市内各所の神社ではこのような大きな茅の輪(ちのわ)が設けられ、私たちはここをくぐって厄除け・悪霊退散を祈ります。

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下は、京都御苑の北側、相国寺のさらに北にある御霊神社(ごりょうじんじゃ)。
この日は鞍馬口で用事があり、欲張ってハシゴしてしまいました(笑)

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こちらでは、3時から大祓式が行われていたようですが、下調べ不足で参列することができず、残念!

こちらは何度かお参りしていますが、まだ御朱印をいただいていませんでした。
社務所のおじさんは、私が夏越祓について質問をすると、「家ででもいいから、これを唱えるといいんですよ」とご親切にも奏上する大祓詞(おおはらいのことば)を印刷したものを下さいました。

↓ちょっと暗くてスミマセン。

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そしてそして、夏越祓でもう一つ欠かせない行事♪は、「水無月(みなづき)を食べること」。

外郎とあずきで出来たこのお菓子、京都ではとてもポピュラーですが、年間の消費量でいえばこの日がダントツで多いに決まっています。

今回は、新京極四条近くにある仙太郎さんの茶寮で戴こうと思ったのですが、うっかり遅い時間に伺うと売り切れ!
今日はやはり、どちらかというと穴場のこちらでも大勢のかたが召し上がったようですね。

そこで寺町通を北上し・・・
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御池通の手前にある小松屋さんで、プレーンなのと黒糖のを2つテイクアウトして、家でいただきました。

ご近所さんたちの店・・・こんなお店がそこかしこにあるのもやっぱり京都。
私も小さな頃から、こんな風におばあちゃんと一緒に買いに来れていたら素敵だっただろうな。

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なぜこの日に食べる風習があるかと言うと、上部にあるあずきは悪魔払いの意味があるからなんですね。また、三角の形は暑気を払う氷を表しているといわれています。

半年間の罪を悔い改め、そして残りの半年間無病息災で過ごせますようにと祈りながら、神妙に戴きました。

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~OKU~ 花も団子も♪

今、実は一時的にお店を休んでいるため、最近の日記はすっかり京都案内&食べ歩きブログになってしまっておりますが・・・。

もとい、今回お邪魔してきたのは、京都の休憩所として最近はレギュラーになってきたこちらのお店。

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場所は祇園。

四条から花見小路を下がって、1本目を西(右)に入り、そのまた1本目を北(左)に下がるとほどなく見えてきます。

京都ならずとも、全国の料理旅館通の憧れの宿・美山荘のご主人がなさっているカフェです。

お友達にお誘いいただき、こちらで開催されたアロマテラピーのワークショップとのコラボ企画に参加してきました。

■詳しくはこちら

落ち着いた静かな空間で、アロマの基礎知識のレクチャーを受け、そして気に入った精油でルームスプレーを作ります。

7種のISAGIチャクラブレンドエッセンシャルオイルのうち、このとき私の感覚に一番びびっときたのは、第7のチャクラ(宝冠)。

ブレンドされた6つの精油のうちでもローズウッドやラベンダーの香りが印象的です。

「幸福でありたい、平和でありたい、そんな時に」とのこと。
そんな時、なのね。。。

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そして、最後に、このイベントのために作られたというスペシャリテを戴きました。

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無花果のミルフィーユです。

サクサクのフィユタージュに、フレッシュなイチジク。パッションフルーツのソースと、上質のヴァニラアイスが添えられています。

ショコラで出来たエレガントな蝶が、アロマのゆるりとした芳香を象徴しているみたいな。。。

こちらに伺うのはまだ3度目ですが、パティシエさんはすごい方なんだろうなあと思います。
美味しいのはもとより、魅せ方や組み合わせがしっとりとハイセンス。
祇園の一等地で、内装も調度品も使われている器類も心地よいものばかりなのですが、それらと一丸になって、とても満足感を与えてくれます。
まさしく、五感を研鑽しなければ出来ない技でしょう。
日頃の探究心や向上心が伺えます。
それをふらりと伺って戴けるのですから、ありがたいことです。

新作も次々に出ますし、季節ごとに発表されるパフェも、ブログで拝見するだけでも楽しみです。

それにしても、街中の店でこういったコラボイベントが増えてきたような気がします。

レストランよりも、こういったカフェなどでの方が気軽にやりやすいかもしれませんね。

ワークショップが行われた2階で出迎えてくれたアレンジメントも、とても素敵だったので、最後に掲載♪

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~八十吉~ 作りたて葛きり、そして・・・。

鞍馬口で用事を済ませ、さして急く用事も無かったので、自転車でウロウロと烏丸通界隈を南下。

府庁の近くの「ポワン・プール・ポワン」の前を通り、変化球の苺ショートを食べようかなぁ・・・と思いつつ、今朝計った体重を思い出して(涙)首を横に振って離れたのですが、丸太町通りまで出ると・・・

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「葛きりなら、カロリーも低いし・・・♪」とあっさり陥落したのでした。

こちらは、初めて入るお店です。

店内の案内を見ていると、150年ほど前から奈良の吉野山で自然工法のまま吉野本葛の製造をなさっている「葛の元祖 八十吉」というお店の京都店とのこと。

吉野のお店はたいそうな人気で、観光シーズンには大行列のようです。

ところで、葛はマメ科のツル性植物ですが、その根から手間をかけてとった澱粉が「本葛粉」です。

お料理では、ジャガイモ等からとった片栗粉と似た用途で使いますが、いったん火を入れて冷めるととろみが消えてしまうそれに対し、本葛粉を使うととろみが失われないそうです。(ちなみに、とうもろこしの澱粉であるコーンスターチは、冷めてもとろみが消えませんが、しっかり火を通さないとにおいが残り、舌触りも悪いと言われます)

とろみを付けるときは、「葛を打つ」なんて言いますが、ちゃんとした日本料理店で使われているのは、ほぼ間違いなくこの葛粉です(そういえば、食通でかつお料理もよくなさる京都出身のこの方も、お家では片栗粉でなく葛粉を使っていると仰っていたなあ・・・)。

奈良からこちらに出店されたのも、数ある日本料理店とご縁があり、また京都なら自慢の葛きりが勝負できる土壌だろうと判断されたのでしょう。

メニューはごくシンプルにこんな感じですが、

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「吉野天人」とは、天女の羽衣をイメージして葛きりを作ったことからくる銘とのこと。

勿論、看板であるこちらの葛きりを戴きます。

5分ほど待ったでしょうか、お膳が運ばれてきました。

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左は水あめ等を入れず黒糖だけで作られた黒蜜で、隣のお椀の蓋を開けると、

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本葛粉と和三盆で作られたお干菓子。そしてその中蓋をよけると・・・

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涼しげな葛きりが、ひらひらと水の中にたゆたっています。

ところで、こちらの葛きりはなるべく早いうちに戴くのが賢明です。

時間がたてば、こちらの半透明の葛きりがより白く濁り、本葛粉製ならではのつるりとした喉越しや弾力が弱まり、もっと時間がたてば、お箸ですくった時にブツブツと千切れてしまうのだそうです。

「せやからうちはね、葛きりは注文を受けてから作るんですよ。
作り置きは出来ひんし、混んで来てごっちゃになっても、作って10分やら経ったもんは絶対に出しません。
何人さんかで来られても、1つずつしか出せへんしね。
お連れさんのを待ってはったら、『すぐに出しますし、先に食べてください』って言うんです。・・・え?そうそう、だから持ち帰りをやってるお店のんは、葛粉100%じゃなくて、他の澱粉を混ぜてる、いうことなんですよ」

親切なお店の奥さんが、いろいろと教えてくださいました。

とろみについては冷めても残るのに、葛きりとして固まると時間が経ったらモロモロになるなんて、用途がクリアというか、なんとも繊細な食材ですね。。。

「葛餅も同じです。1つずつ、注文受けてから煉るんですよ。ほんまに出来たての熱々のを食べていただくんです。何ともいえない食感で、美味しいですよ」

両方とも持ち帰りなどとんでもなく、イートインだけだと聞けば、今朝の体重計の数字などすっかりどこかに飛んでしまい、、、

「あのう、じゃあ葛餅も追加で・・・」

とうわ言の様に言ってしまっていました(笑)

奥さんは「え?今・・・?」とうっかり仰って(笑)、でも笑って「じゃあ、お抹茶とアイスクリームとどっちにされますか」と尋ねると、奥に入って用意にかかって下さいました。

ところが!

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熱々の葛餅を置いてくださいながら、「葛粉がもう少なくてね。これサービスしますよ。まず何もかけずに、それから黒蜜をちょっと垂らして食べてみてくださいね。」

ええ~~sweat02

メニューの写真とあまり変わらないくらいのかさなのに、すみません・・・(嬉しい~happy02

画像がちょっと暗いのですが、たっぷりの黄粉の上にあるのはふっくらの小豆で、葛餅の中にも柔らかく炊かれた小豆が練りこんであります。

出来立ての葛餅は、わらび餅より重く、優しくかつ力強い弾力・・・葛餅自体が初めてな私にはちょっと勿体無かったでしょうか。

でも、とりあえずのスタンダードとして、しっかり頭に焼き付けました。

ついでに、レジ横で販売されていた本葛粉も、隣りにおいてあった胡麻豆腐のレシピとともに戴いて。

葛きりも、家で作ってみようっと!

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■葛の元祖 八十吉(やそきち)

http://www.yoshinokuzu.co.jp/int_yasokichi_kyoto.html

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~虎屋菓寮~ また名所が出来ましたよ♪

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白い暖簾に黒字で「とらや」の店構え。全国のデパ地下では、よく見かける屋号です。

そう、雑誌か何かで、年配の方の発言で「お土産には、銀座の虎屋の羊羹なら間違いが無い」と目にしてから、てっきり東京発祥のお店だと思っていました。

でも、'09/5/15にリニューアルオープンしたばかりの虎屋菓寮・京都店に今回初めて行ってきて、こちらが室町時代から禁裏(朝廷・天皇の御座所ですね)に出入りを許された、大変由緒ある京都発祥の屋号だと知ったのです。

ちなみにそんな特別な菓子屋は、近世で残ったものとしては虎屋、松屋、二口屋の3店。

松屋は御所南で「松屋常磐」として今も盛業中ですが、二口屋は江戸時代に経営が悪化し、虎屋に経営権を委譲したのだそうです。

虎屋は、大政奉還で明治天皇が東幸したのに伴ってその拠点を移したということですから、よほど禁裏のおぼえがめでたかったのか、忠誠心やプライドがそうさせたのか・・・、ちなみに、江戸幕府お抱えの菓子屋は軒並み廃業したそうで、当時の世相を思えばとても興味深いですね。

さてさて、マニアックな前置きが長くなりましたが、そんな創業地を大変大切に思っていることが伺えるこの京都・烏丸一条(つまり、御所のすぐ西脇です)の虎屋茶寮は、とても素敵な空間なのです。

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アーチ状の杉が施された高い天井の、広々とした店内の両脇には・・・

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こんな素敵なテラス席(露台席と言うそうです)。

特に、北側の席では、お稲荷さんや北野天満宮から拝受したという白梅のある中庭を眺めながら、ゆったりとお茶をいただけるのです。(だからでしょうか、こちらの席は、向かい合わせでなく横並び席です)

全体に、低いテーブルや御簾のような引き戸など、水平イメージのインテリアを多用していて、そして庭先の横広がりの曲松や、空間に浮かんでいるような楓・・・それらからも一層清々しく広々とした印象を受けます。

あんみつや氷、京都限定の豆腐のお菓子や羊羹など数ある品書きからお願いしたのは、「紫の玉」という銘のお菓子とお薄(お抹茶)。

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この紫の玉、ちょっとアップで見て下さい。

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本当に綺麗なお菓子です!押し物ですね。もちろん、季節の紫陽花を模しています。外側は少しねっとりとした羊羹製、中に白餡が。

それにしても、なぜこんな色なのに「紫の玉」なんでしょう??

お茶を足しに来てくださった若い女性の給仕の方に、ちょこっと尋ねてみたところ、「私どもは、天然の着色料のみを使っておりまして、出せる色にて作っております。人口の着色料を使えば何とでもなるのですが・・・。」とのこと。

この女性が何とも感じがよく親切な方で、私がお菓子に興味を示すと、こんなものを持ってきてくださいました。

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この時期に供される生菓子の解説です。(感激)

こちらによると、このお菓子は、「紫之玉」として大正7年に初めて販売された記録が残っているのだそうです。色については当時のデフォルメを尊重したのでしょうか。

紫陽花は青紫のものもありますし、何といっても昔から紫は高貴さの象徴ですものね。

それから、せっかくですしお茶碗もご紹介。

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花菖蒲ですね。今が盛りの花です。

すっかり満足してまったりしていると、ほどなく、先ほどの女性が

「良かったらお菓子の本もたくさんありますので、ゆっくりご覧になって下さい」

こちらのお店の特徴は、店内に京都のお庭やお菓子、源氏物語等に関する書籍が本当にたくさんあって(上の店内写真にも、その書庫が写っていますが)、それを自由に読みながらお茶をいただけるということ。

冒頭に私が書いた薀蓄は、その本を興味津々で眺めたことによって得た知識だったのでした。

そんなこんなですっかり長居をしてしまいました。うーん。ちょっと欠点が見つかりませんね。

ふと気遣いで給仕のかたがかける声や、店内のそこかしこ、そして品書きの書き方一つにも、「どうぞ心地よく過ごしてください」の声なき声に溢れたお店です。

\1000前後で、こんな豊かな時間を過ごせるんですから、これはもう、本当にお勧めです。

ただ、週末は込み合うでしょうし、何だか所在無くなってしまいそうなので、やはり堪能するには平日でしょうか・・・。

■虎屋菓寮

http://www.toraya-group.co.jp/shops/sho04.html#shop006

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~越後家多齢堂~ カステイラは舶来のくゆり

カステイラは舶来のくゆり
今日は甘いものを一つ。

いただき物ですが、生粋の京女のご近所さんが「割合、あもない(甘くない)し、好きなんえ。」と下さったのです。

千本今出川の越後家多齢堂の「カステイラ」ですが、このお店は知りませんでした。
何とも味わいのあるパッケージでしょう?
楽しい色使いの包装紙に「オランダ伝来」「長崎根元」の字が踊ります。

中の被せた紙には「加壽天以良」とありましたおめでたさ満開ですね。

京都には、カステラ屋さんがいくつかあります。
私が知るだけで、マドレーヌでも有名な(&独特の予約ルールや接客も…)松屋長崎、大極殿。どちらもかなり古いお店で、パッケージもレトロなんですよね。

古の都ですし、長崎にカステラが伝来した江戸時代にいち早く取り入れて、貴人が使っていたのかもしれません。

よく考えたら、松風もカステラと関係がありそうですね。

肝心のお味ですが、くどくない甘さでかつ卵の優しい薫りが豊か。
福砂屋みたいにザラメがマストなカステラ好きさんにはちょっと物足りないかも知れませんが、とても私好みのものでした。

大きさも、5cm×5cm×18cmと、少人数で食べるのにもちょうど良い感じです。

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~中村軒~ また美味しいものに出逢ってしまいました(涙)

先日のお茶のお稽古にて、先生曰く、

「頂き物で中村軒の栗蒸し羊羹を食べたけど、えらい美味しかったですよ」  
生徒一同「へぇ~heart01chick

善は急げと、早速中村軒に電話してみました!

桂離宮前にある中村軒は、関西を中心としたあちこちの百貨店に看板商品の「麦代餅(むぎてもち)」を入れていますが、この秋の季節商品は買えるのでしょうか?

「四条界隈のどこかで栗蒸し羊羹は買えます?」
「栗蒸し羊羹を定番で入れているところは無いんですけど、高島屋か大丸やったら希望日時に入れさしてもらいますよ。」
素敵ー♪あせあせ(飛び散る汗)(恐縮してしまいましたが、とても気持ちの良い電話応対でした)
というわけで、早速今日GETすることが出来ました。

Dsc02005 1つ1つ竹皮に包まれた栗蒸し羊羹(@\260)。
淡い色の羊羹は、柔らかくてややむちっとしています。
栗も市販の甘露煮ではなく中村軒さんが手剥きのものを炊いているそうで、ほくっとした食感と優しい甘さ。

・・・おいしーcatface

でも、他と比べてどうかは不明です。
なにせ和菓子ワールド元年の私は、他の栗蒸し羊羹を知らないので・・・。

Dsc02006 あちこちで美味しいと聞く甘泉堂の栗蒸し羊羹は、先日実家に送ったのですが、ここのは一棹単位だし私の口に入りはしませんでした。
こういう時、1人だと限界がありますよね。
まあ、こういう不自由がいいブレーキなんですが。

うーん、それにしてもこの季節、栗蒸し羊羹ブームが来てしまいそうです・・・。

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~馳走や鈴 &和久傳茶菓席~ 京都のお運びさんの、お昼ごはんとスイーツ

今日は休日でした。

久しぶりに会う友達とお昼ご飯の約束をしていたのですが、私の食べ歩き好きは周知の事実なので、こういう時はいつもお店のセレクションは任されてますcoldsweats01

いつもは、仕事で美味しい料理を前に切ない状態が続いているし、やっぱり美味しい和食が食べたい・・・。

というわけで、今回の昼は、お安いのに仕事はしっかり、美味しさ太鼓判!のちょっとマニアックな場所にある穴場で・・・

Dsc01929_2 海鮮のちらし寿司セットです。

蓋つきの塗りのお椀に、バラちらし。赤だしと、茶碗蒸しと、小鉢はお揚げと菜っ葉の炊いたの。

このちらしが大好きなのです。

写真ではちょっと分かりづらいかもしれませんが、ぎっしりと載せられたネタは、鯛にウニに貝柱に、鮪、イカ、いくら、菊花、キュウリにラディッシュ、卵焼き・・・

こちらに、写真中央のお醤油と山葵(わさび)を刷毛で塗って戴くのですが、この、ころころに小さく整えられたネタが、ぷりっぷりで新鮮そのものなのです。

つやつやキラキラしていて、蓋を開けると、さながら宝石箱のような可愛らしさで。

きっちり出汁を引いて作られた茶碗蒸しや小鉢も、もちろん美味しいです。

これで、\1,050なんですよ♪

友達も目を丸くして大喜びで、大いに面目躍如でした。(^^)v

雰囲気も値段も、肩に力の入らない小料理屋といった小さな店ですが、夜のお料理も高級割烹級。あんまりガイドなどには載っていないけど、大推薦できるお店です。

■馳走や 鈴(ちそうや すず)

      住所:京都市中京区車屋町通丸太町下ル東側

    tel:075-211-3339
      営業時間:12:00~14:00、17:00~21:00 
      定休日:不定休

続いて、喋り足りない私たちは、お茶をすることに。

そちらのセレクトも任されたので、こちらから近い花子さん(過去の日記はこちらとかこちら)に行こうかなと思いつつ、意外にまだ行った事のなかった和久傳の茶菓席へブラブラと歩きます。

Dsc01927店舗の内外観を撮るのを忘れてしまいましたのですが、とてもシックで落ち着く店内です。

ほうじ茶と小さい黒豆菓子が運ばれてきてからオーダーしたのは、「湖面の月」というお菓子とお薄。セットで\945です。

黒蜜の闇の中に浮かび上がる月は、和栗を吉野葛で練り上げたもの。緑は銀杏です。


Img_kashi_18 友達が頼んだのは、「月明かり」。

こちらは、裏ごしされた栗を満月に見立てた羊羹です。

和久傳の茶菓席は、お店の前はしょっちゅう通っているのですが、店先に出ているお品書きを見ると、季節ごとにいつも風流かつ斬新なお菓子が供されているようです。

こちらの2点も、「なるほどねえ」と二人して感じ入りました。

店内は広く、席数も多くてゆったりできるので、おしゃべりにももってこいです。


■紫野和久傳 堺町店 茶菓席

      住所: 京都府京都市中京区堺町通御池下ル東側
      tel: 075-223-3600
      営業時間: 11:30~19:00 
      定休日: 無休
 
この後は、家でお抹茶を点てる友達が、こちらの近所に丸久小山園のカフェ&お茶類販売店が出来たというと「行きたい!」と色めき立ったので、彼女のお抹茶買いに付き合って西へ西へ、西洞院通りまで。
彼女は、「ここのんが一番美味しいと思うねん・・・」と言いました。
一保堂さんに比べたら、ちょっと高い目の価格帯が中心のラインナップですが、気になるコメントです。

それにしても、美味しかったしおしゃべりもいっぱい出来たし、平和で心地よい休日でした。

 

 

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~一保堂茶舗~ 淹れて楽しめる街中のお茶時間

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前回の、名水の実験?でも茶葉を使った一保堂茶舗さん。
今や全国のデパ地下に出店している有名なお茶屋さんです。

ここの本店は、京都に来られた時の「体験型お茶処」として本当にお勧めです。
場所は、寺町通りという、骨董品や紙司、器屋などが立ち並ぶ素敵な通りの、騒がしいところから外れたところ。御所から程近い南東ですね。佇まいも素敵でしょう?
 
 
時間があれば&予約が間に合えば、二階の教室で気軽な手習いを体験するのもいいと思いますが、一階の喫茶「嘉木」でも十分楽しめます。
Dsc01641 まず、メニューがこれ。
お手軽な値段で、こんなに沢山の種類のお茶が楽しめるのです。
オーダーのとき、「ご自分でお淹れに(お点てに)なりますか?それともこちらでいたしましょうか?」と尋ねられるので、迷わず「自分で!」と答えましょう。
そうすると、濃茶・薄茶の場合は、お茶椀に抹茶が入った状態で、茶筅とともに丸盆に載せられ、ポットと一緒にやってきます。
緑茶やほうじ茶の場合は、茶葉が入った急須と、小さなお茶碗×2ですね。
次に、お店の方が点て方(淹れ方)を丁寧に説明してくれます。
といっても、とっても簡単。 
                                                                                        
 
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Dsc01637                          
 
 
 
 
 
 
 
自分の手で、まさに胸を熱くしながら戴く出来たてのお茶の美味しいこと。
                                          
   
しかも、先ほどのメニューの値段には、すべて、お茶菓子が含まれています。

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このお茶菓子がまた素敵で、京都のいろいろな和菓子屋さんの季節の生菓子が、日替わりで数種扱われるのです。
指定は出来ませんが、「何が出てくるのかな?」とワクワク待つのも楽しみ♪
ちなみに二人で行けば、それぞれ違うものを出してくれます。
写真は、京華堂さんの「秋の野」と、月餅屋さんのわらび餅。
わらび餅は、お茶を戴いてほっこりしていたら、横をすーーーっと運ばれていって目が釘付けになり、はしたなくも「私もあれ下さい・・・」と追加オーダー(+ \250)してしまったのでした。
それから、3枚目の写真は別の日に行った時に戴いた、こちらも京華堂さんの「里の秋」だったかな?
 
そして、更に!
平日限定ではありますが、薄茶に加え、ほうじ茶までついているお得なセットもあります。
つまり、2種類のお茶の手ほどきを受けられるのでした(\782だったような気が・・・)。
この2番目のお茶で、お菓子を追加してしまわずにはいられないので、まことに危険ではありますが・・・coldsweats01
 
皆さんも、京都に来られることがあれば是非行ってみてくださいね♪
(お店の回し者ではございません! 笑)
 
あー、それにしても、このココログのレイアウトの変さ、何とかならないのかしら・・・私だけ?(涙) 
 
 
■一保堂茶舗
 
 
 

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~甘楽 花子~ 秋のお菓子

9月に入って、明日は重陽の節句です。

9月9日、奇数である陽の数(=中国で良いとされる数)が最大で重なる日。

昔からおめでたい日とされ、長寿を祈り、邪気を払うべく、昔からこの日は宴や茶会が催されたのだそうです。

「明日は重陽の節句だけど、行けそうにないなあ・・・」と思いつつ、それならば今日行こうとばかりに、「甘楽 花子(かんらく はなご)」さんに行ってきました。

花子さんの過去の記事はこちら

重陽の節句を祝うお菓子として、代表的な銘として「着せ綿(きせわた)」という御菓子があります。

これも由来を語れば長くなるのですが、昔重陽の節句の時には、咲きかけた菊の花を綿でくるみ、聴くの花の香いや夜露をしみこませ、それで体を拭くという風習があったそうで。

花子さんにも「着せ綿」はあったのですが、その隣にあった「桔梗(ききょう)」があまりにもシックで美しかったので、そちらに浮気してしまいました。

Dsc01629 高貴な紫のきゅう肥の中は、いつものすべすべと滑らかな漉し餡。(こちらの漉し餡は、通常の御菓子屋さんが使うものより3割ほど細かい漉し器を使っているのだそうです)

秋ですねえ・・・。

お薄を戴いてぼんやりしていると、ご主人が、塩漬けにした桜を湯に浮かべた桜湯を出してくださいました。

いつも、このご主人は御菓子に関する質問に気さくに答えてくださってとても勉強になるのですが、今回は、8月末にうなぎの「かねよ」さんが主催する「かねよ寄席」でご主人にばったり出会ったので、落語の話などで盛り上がり、お菓子の話は伺えませんでしたsweat01

まあ、萩や菊と並んで、これほど秋!なお花を模したお菓子も無く。

今回も、ありがたく美味しく戴きました。

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~シトロン・サレ~ たまにはフランス菓子など。

Dsc01618久々に、シトロン・サレのお菓子教室に行ってきました。

ここは、東京では老舗の重鎮パティスリー、イル・プルー・シュル・ラ・セーヌの製菓学校で師範を取られた、のんびりした可愛らしさの陰に超パワフルさが見え隠れする女性・山本さんが主宰をされていています。

多いときでも月に3度のこの教室、催事やら祇園祭やらでお休みもあるし、自分が作りたい(っていうか食べたい)ものではない時はパス可なので結構とんでしまうのですが、そんなユルいどっちでもいい感が気に入ってます。

今回のお菓子は「フロマ~ジュ・バナ~ヌ」。単純に言うとクリームチーズとバナナのタルトです。

が、サワークリームやらバナナリキュールやらカソナード(フランスの赤砂糖)など味に深みを与える食材が色々入っていて、&上のグラニテ(そぼろ状のもの)の黒胡椒やナツメグ・クローブ・ジンジャーなどのスパイスがアクセント程度に効いていて、まさにサレ(塩)系。

おいしー!

カフェでも販売されているものですが、焼きたてのものはバナナの香りが立って、チーズケーキなのに食感も軽い感じ。2,3日すると、チーズがしっとりと落ち着いてきて結構濃厚Heavyになるそうです。

Dsc01616みんなで試食をして自作の方は持ち帰るのですが、1ホール。・・・これを1人でぷぁくっ♪と食べるのは、嬉しいけど後々は悲しくなるはず(笑)なので、料亭の板さん達に持って行くことにしました。

プロに食べさせるなんて畏れ多いけど、でもプロの人たちにとっては、人が作ってくれたものが何でも嬉しいものなんです(ふんぞり返りっ)。

・・・明日、「全員腹痛のため臨時休業」なんて貼紙が店にありませんように。。。

 

 

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~甘楽花子~ 煌く山鉾と、煌く御菓子

1ヶ月続く祇園祭の中でもクライマックスである山鉾巡行は、解説盛りだくさんの生中継(by ローカル局のKBS京都)をふむふむと見ていました。

でも、快晴だし、せっかくだから生で!と、昼前に、山鉾の巡行路の中で家から一番近い最後の辻回し(方向転換)を観に行ったのですが、・・・人の頭を観に行ったようなものでした(^^;)
Dsc01460_3

こちらは、辻回し前に、長刀鉾から降りるお稚児さん。

担がれているのは、13日に位を授かってから17日まで、稚児は地面に足を付けてはならないからだそうです。

ちなみに、女性の接触は、母親ですらも禁止されているとか。

 

 

 

 

Dsc01468汗だくで人混みから脱出して、「今日は和よね♪」と、烏丸丸太町の花子さんへ。

京都の老舗菓子司・京華堂利保さんの次男さんが1人できりもりなさっているお店です。

丁寧に頑固に作られた上生菓子が、お薄や煎茶とともに気軽な雰囲気でいただけます。

一見ボクトツとしたご主人とのコミュニケーションがまた醍醐味で、ちょくちょく足が向かう、お気に入りのお店なのです♪

運よくすいていた店内に入り、スモーキーな冷たい京番茶で一気に汗が引きました。

Dsc01469 

戴いた御菓子の銘は「緑蔭(りょくいん)」。

今日の天気と同じように、眩い木漏れ日をイメージした御菓子です。

Dsc01471_2美しい寒天と、中は白小豆の漉し餡。

きりっと冷やされたすべすべと滑らかな漉し餡の口あたり・・・美味しいなぁ。。。

今回ご主人とは、主に八坂神社そばの「柏屋光貞」の行者餅の話を。

何と1年で1日、祇園祭の宵山限定で販売される御菓子とのこと。

「最近はなかなか手に入らなくて、私も久しく戴いてないです」 と仰るのですが、聞けば、宗教的儀式を含んだ御菓子で、材料さえあれば作れるものではないそうです。

もちろん要予約ですが、早々に予約も締め切られてしまうほど人気だそうで、・・・といってもにわかファンだけでなく、宵山にはこれを食べるもの、として育ってきた京都人達が、当然のように求めているのですね。

今日は早めにお店を閉めて、夕方の神幸祭でお神輿をかつがれるというご主人。

そんな風に参加する側になられるなんて素敵だな~。

もっとも、羨ましく思っても祇園祭はそもそも男の祭りだそうですけれど・・・。

■甘楽 花子(かんらく はなご)

公式サイトではないですが
 http://www.kyoto-minpo.net/html/naruhodo-kyoto/kashi/index.html

住所: 京都府京都市中京区烏丸通丸太町下ル大倉町206 オクムラビル 1F

電話番号:075-222-0080

営業時間: 不定

 

 

 

 

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祇園祭数景&買い食い♪

Dsc01448 今日は宵山。店から戻ってきてリビングでほっとしていたら、コンチキチン、のお囃子が夜風に乗って聞こえてきていました。おそらく、日和神楽※(ひよりかぐら)のお囃子でしょう。

※日和神楽・・・宵山の深夜、翌日の山鉾巡行での晴天を願ってお囃子を奏でながら往復する祇園祭の行事の1つ。

明日の祇園祭のクライマックス・山鉾巡行を控え、街はかなりざわめいていました。

今日は昼間に街中をうろうろしていたのですが、平日とはいえまあ賑やかなこと。そして、四条のアーケードを流れるお囃子が耳について離れません(笑)

今日までの見所的な中心は、山鉾が密集している四条烏丸~烏丸御池の西エリアで、山鉾を見入ったり、粽などの買い物をする人、屏風祭※を見る人、出店で買い食いをする人・・・などなどでものすごい人出。特に今日などは歩くのもままなりません。

Dsc01450

※屏風祭・・・このエリアの旧家では、宵山に合わせて普段は表に出さない秘蔵の美術品を公開します。

大体12,3軒でしょうか。画像はその一部ですが、一般の人はこんな風に軒先や玄関から拝見するんですね。(家の中に入る有料のものもあり。) 

    

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こちらの画像は、有名な高級料理旅館・近又さんの店先。

幔幕(まんまく)を張り、提灯を掲げています。祇園祭の期間、街中の店先や旧家では、あちこちでこういうしつらいが見受けられ、その風情に思わず立ち止まってしまいます。

 

明日の山鉾巡行は、まさに人出もクライマックス。

家でゆっくりと、地元TV局・KBS京都の祇園祭中継を視るという手もあるのですが、来年もこのお祭りが体感できるかどうかは謎なので、人混みに出かけていこうかな。。。

ところで、、、いろんな祇園祭レポがあるとは思いますが、番外編(笑)Dsc01447Dsc01444_2  

これは、京都大丸の入り口にあった、お稚児さんが乗るスター鉾、長刀鉾の模型です。

ただの模型ならあちこちにあって珍しくもないのですが、この鉾は大丸に入っているパン屋さん・ドンクが作った、お菓子で出来た鉾なのでした!

2枚目は至近距離から。良く出来ていますねえ・・・(笑)

 

Dsc01442                                                  ドンクさんGood job!とばかりに、その横で宣伝されていた1日20個限定の、鉾の車輪に見たてた「鉾車」なるパンを買いましたhappy01

                                                 

                                                                                                                  

Dsc01443車輪の部分はチョコクッキー、これがメインですね。上には金粉?までふられてます(笑)

アプリコットのジャムで糊付けされていた台は、抹茶風味・・・というか、抹茶色の生地に、カスタードクリーム。

お味のほうは、んーーーとぉ、ご愛嬌ということで。ま、季節モノですからcoldsweats01

                                        

                                        

Dsc01439

それから、こちらも祇園祭の風物詩、鱧寿司。

大丸に期間限定で出店していた「大徳寺 さいき家」さんのものです(実は、大丸に行った本当の目的はコレ )。

いつもの出し巻きはさすがの瑞々しさ(べちゃっと瑞々しいのではなく、ふわっと瑞々しいのです!)、そして主役の鱧寿司は、少し甘めの寿司飯に優しく炊かれた鱧がよく合っています。

店に出る前に、ウキウキと戴いて鋭気を養いました。

箱の右側の包み紙には、鉾の水彩画が描かれています。鱧はこのころ旬を迎えるので、祇園祭は、別名「鱧祭」とも言われるんですよ。

店の今の献立でももちろん、鱧が華々しく出てきます。

 

 

 

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~仙太郎~ 甘味処で和む

お茶のお稽古では御菓子も(を?coldsweats01)とても楽しみにしている私ですが、これでも昔は和菓子が嫌いでした。

幼い頃、祖父祖母にもらっていたおやつは決まって、こってりと砂糖の入った、ぱさぱさの餡の仏壇菓子などだったので、その系統のものが苦手になってしまったのです。

でも、京都に暮らすようになって、瑞々しくて洗練された風味の御菓子に、当たり前のように開眼。(今までホントに勿体無いことしました!)

お稽古は別として、持ち帰るより外で戴くことが多いのですが、月ヶ瀬や弥次喜多、甘楽花子などにちょくちょく行きます。

ところで、こちらの読者のかたは京都じゃない方も結構いらっしゃると思いますが、仙太郎ってご存知でしょうか。

明治19年創業の京都の和菓子屋さんですが、本店を含め2つの路面店と、神戸-東京間の11ヶ所の百貨店で和菓子を販売しています。(必ず厨房を併設し、出来立てを販売しているとか。)

ホームページを見ると、アンチ添加物・保存料・着色料etc.で、こだわりを持ってやっている店のようです。

http://www.sentaro.co.jp/

ご存知のかたはお分かりでしょうが、その御菓子たち、デパ地下で見るととっても美味しそうなんですよね・・・。

とはいえ量が買えない1人暮らしなため、あまり食べる機会が無かったのですが、友達に「実は、ひっそりと仙太郎のカフェがある」と教えてもらいました。

それは行かねば!

どうしてか分からないのですが、上記サイトには、その店舗のメニューはおろか住所や電話番号すら載っていません。

哲学の道にも新しく4月から開店しているようですが、家から近いほうの「新京極店」に行ってみました。

新京極四条を北に入ってすぐのところに、右手に「花遊小路(かゆうこうじ)」という路地があります。

その路地を20mくらい行った左手に、仙太郎の茶寮がありました!

1F店頭でお菓子と飲み物を選びお金を支払って、2Fに上がります。

Dsc01438

 

ほどなく運ばれてきたのは、黒豆茶と、笹の雫、黒水無月。小さな干菓子は黒豆茶のお茶請けかな?

しめて\609、「真・行・草」でいうと草的な、いい感じの街の御菓子屋さんプライスなのが嬉しいです♪

涼しげなガラスの器に、香ばしい黒豆茶。

冷えたお皿の上の「笹の雫」、赤えんどう豆が葛の中でキラキラとしています。

水無月は、6/30に食べそびれたのでリベンジ(笑)この日に食べると、無病息災が叶うとして、京都では当たり前のような御菓子です。もう文月だけど、いつまで販売するのかしら?

どちらもすっきりと瑞々しくて、静かに体に沁みわたる甘みです。黒豆茶でさらに落ち着き、一気にくつろぎモード♪ しばし読みかけの本を堪能しました。

積極PRをしていないだけあって、祇園祭が絡む日曜なのに、時が止まったような静けさです。

お菓子を味わいながらゆっくりするにはいいなーheart01使えるなーheart01heart01という感じです。

しかーし、惜しむらくは・・・2Fの雰囲気は洋で、流れている音楽もなぜかクラシック・・・。

うーん。何故さーsweat01

 

 

 

 

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~ボン・クーフゥ~ スイーツの見せ方・魅せ方

東京に行っており、暫くお休みしてしまいました。

というわけで今回はガラリと番外編、旅先でかなり印象的だったスイーツ屋さんをご紹介します。

Dsc01338武蔵小山は、下町とまではいかないものの、そんーなに洗練されたイメージでもない街です。

そこになぜかある「patisserie de bon coeur (ドゥ・ボン・クーフゥ)」というお店。これがすべてにおいてスタイリッシュなお店でした。

まず、おもての店構えからしてケーキ屋らしき媚びが無いというか・・・おしゃれな洞窟の入り口、という感じ。

目指してこないと、気付かずスルーしてしまいます。「あ、ケーキ屋さん・・・何か買って帰ろ」なんていう、出会いがしらのお客はいないだろうなぁ。

Dsc01339半B1Fがこんな感じのショップで、その下がイートインスペース&厨房。

店内は薄暗く、特にイートインスペースなど、時が止まった古~いアンティークなアパートの片隅にいるようなイメージなのです。BGMもボサノヴァとかが流れてて。

印象としては「半端なく雰囲気作りしたBarそのもの」で、でもよくよく見るとディスプレイも、製菓器具だったり作りかけのお菓子のイミテーションだったりアンティークのプリザーブドフラワーだったり、なぜかお酒でなくスイーツが出てきます、という感じなのでした。

暗い空間ですが、テーブルの上、つまりスイーツにはしっかりとしたライトがあたるようになっていて、綺羅綺羅しい事このうえなく。非日常性をさらに増しています。

焼き菓子も買って帰りましたが、黒を基調にした包装にも抜かりがありません。

Dsc01341 お店で戴いたのは、写真奥の「カシス」というプチガトー\630と、手前の焼き菓子「黒胡麻と蜂蜜のケーキ」\250、それから「バラのスコーン」\378(←ええ、一人で3つ食べましたとも!happy01

バラのスコーンwithクロテッドクリームの画像が無いのは、2個でやめるつもりが、なかなか美味しくてどうしてももう1つ戴いてみたくなり、運ばれてきたものを速攻でぱくっと食べてしまったからなのでした(汗)

見た目の洗練度はお分かりでしょうが、味わい的にも隙の無い感じです。

しっかりした甘さなんですが、しつこいところが無くて風味もよく,、きちんとしたお菓子としてまとまってます。色んなバランスがいいのですね。

(ちなみに、写真の奥のほうの人影が見えているちょっと明るいところ、あそこが厨房です。)

他の、主力のプチガトーも、ほぼ\630。まあ東京らしい設定です。材料高騰の中、さして珍しくないのでしょうが・・・。(それにしても、お菓子は本当に高くなりましたね。ちょっと昔までは、ちゃんとしたところでも400円台が普通じゃなかったかしら?)

松屋銀座にもこないだ出店したとかですし、シェフはさぞかしどこかの有名どころでバッチリ修行したんだろうと思いきや、聞けば、その昔頼まれた分だけ焼いていた自身のお婆さんのレシピを基本に作っているパティシエール(女性の菓子職人)とか。

いわゆる、デザイン会社のプロデュース店のようですが。。。

関西に、ここまでこだわって異空間を作っているお店ってあるのかしら?仮にあったとしても、武蔵小山みたいな位置づけの場所に出店するのは相当な勝負、というか、普通は出来ないだろうなぁ・・・。

東京って懐が深いなぁ、と思ったのでした。

■お店の公式サイト

http://dbc.apartment-key.com/

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~弥次キ多~ 濃い抹茶モードな時は・・・

今回は食べ歩きのお話 about 抹茶 です。

夏も近づく八十八夜♪。立春から数えて八十八夜、今年は5/1でしたが、新茶の収穫が真っ盛りーの歌ですね。

ところで、抹茶って扱いが難しくて、冷暗所できちんと保管しなければ変色変質がとても激しい食材です。

本物の抹茶を使っている真っ当な洋菓子屋さんに行くと、抹茶の焼き菓子のパッケージは光を通さない材質だったり、賞味期限が他の焼き菓子に比べて短かったりしますが、全国展開の店で、ガラスケースの中で鎮座する、ストックも山積みの鮮やかな抹茶菓子を見ると、「うーん、一体何が入ってるんだろう・・・」と思ってしまいます。

それはさておき、私の好きな・・・というか、「今日は抹茶ものが食べたい!」と体が抹茶を切望するときに足を運ぶのは、本当に濃い抹茶を堪能できる京都の甘味処、弥次キ(キは七が3つのキ)多(やじきた)です。

「京都の中でも、ここほど抹茶が濃い宇治氷はないと思う」という生粋の京女のグルメ師匠に聞いて通うようになりました。

店は、四条河原町から程近い便利な場所にあります。

京都に生まれ育った年配の方も「青春の味」という50年以上の老舗だそうですが、全国展開とは対極にあるようなこぢんまりとした単独店舗。

Dsc00451メニューは、お汁粉やぜんざい、あべかわや亀山(お餅と餡のセットですね。三重県の亀山が小豆の産地だったのでこの名前がついているとか)などなどの、トラディショナルなもの。

抹茶パフェとか、抹茶カプチーノなどといった流行りものは置いてません(笑)

見て下さい、この深緑。苦味がたまりません~ 。

ここの氷は、プレーンな宇治氷に、白玉やアイスクリーム、粒餡、練乳など、好きな具材を追加注文して載せてもらうパターンです。

BIGな宇治氷で、抹茶の苦味だけではやはりちょっと飽きてしまうので、私の定番はアイスクリームと練乳をトッピングした「クリームミルク宇治氷」♪

あー、もう書いているだけでまた行きたくなってきましたheart04

弥次喜多
TEL075-351-0708
住所京都府京都市下京区四条河原町下ル三筋目東入ル北市之町240-2
営業時間11:30~19:00(L.O.18:30)
定休日火曜日(祝日の場合は翌日)

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