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2008年10月

~中村軒~ また美味しいものに出逢ってしまいました(涙)

先日のお茶のお稽古にて、先生曰く、

「頂き物で中村軒の栗蒸し羊羹を食べたけど、えらい美味しかったですよ」  
生徒一同「へぇ~heart01chick

善は急げと、早速中村軒に電話してみました!

桂離宮前にある中村軒は、関西を中心としたあちこちの百貨店に看板商品の「麦代餅(むぎてもち)」を入れていますが、この秋の季節商品は買えるのでしょうか?

「四条界隈のどこかで栗蒸し羊羹は買えます?」
「栗蒸し羊羹を定番で入れているところは無いんですけど、高島屋か大丸やったら希望日時に入れさしてもらいますよ。」
素敵ー♪あせあせ(飛び散る汗)(恐縮してしまいましたが、とても気持ちの良い電話応対でした)
というわけで、早速今日GETすることが出来ました。

Dsc02005 1つ1つ竹皮に包まれた栗蒸し羊羹(@\260)。
淡い色の羊羹は、柔らかくてややむちっとしています。
栗も市販の甘露煮ではなく中村軒さんが手剥きのものを炊いているそうで、ほくっとした食感と優しい甘さ。

・・・おいしーcatface

でも、他と比べてどうかは不明です。
なにせ和菓子ワールド元年の私は、他の栗蒸し羊羹を知らないので・・・。

Dsc02006 あちこちで美味しいと聞く甘泉堂の栗蒸し羊羹は、先日実家に送ったのですが、ここのは一棹単位だし私の口に入りはしませんでした。
こういう時、1人だと限界がありますよね。
まあ、こういう不自由がいいブレーキなんですが。

うーん、それにしてもこの季節、栗蒸し羊羹ブームが来てしまいそうです・・・。

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三十路の手習ひ

Dsc01996 前職を辞めてから自由な時間が増え、京都の街を堪能しているわけですが、お茶の世界に触れるというのは、念願の一つでした。
(昔苦手だった和菓子、特に餡が克服できたのも大きかった!)

先月から、1年で10回4クルーあるお茶教室が始まりました。

私にとって3クルー目の今回は平点前(ひらでまえ。お茶をもてなす「亭主」としての基本となる作法です)を本格的に習っています。

お点前の手順を憶えたら、今度はその身のこなしをいかに美しく優雅に行うかの細かな作法になります。

日頃の無骨さを思うと何とも難しいのですが、みっちりチェックしていただきたいと思っているのでした。

Dsc01999今回は、茶席で重要な床の間の掛け軸と茶花をご紹介。

まず掛け軸。「日々是好日(にちにちひびこうじつ)」と読みます。

「晴れの日も雨の日も、穏やかな日も厳しい日も、それぞれに意味のある良い日である。それらをそれぞれに楽しみましょう」といったところでしょうか。心の落ち着くいい言葉ですよね。

Dsc02000 茶花です。

背の高いのが吾木香(われもこう)。
白いのが秋の七草の1つ・撫子(なでしこ)。可愛い子、という意味があるそうですね。
そしてその左側に映っているのは杜鵑草(ほととぎす)。
こうしたものも、冒頭の写真の、左側に写っている男性の講師のかたが用意し、活けられます。

秋の野趣溢れる茶花・・・。携えた空気感がとても好きです。

Dsc01998 そして、いよっ!待ってました!(← ハシタナイ・・・)

の、お茶菓子ですが、今日は「銀杏(いちょう)」。
優しく紅葉したいちょうを模したこなしの中は、漉し餡。
多分「亀廣永」製です。

美味しいのはもちろんですが、やはりそこから季節を感じる喜びがその美味しさを増幅させますね。

一保堂でお茶を買い、寺町通りで簡単に茶道具を買い、実家から茶碗を持ち帰り、家でも練習がてら点てるようになりました。

お軸もないし茶花も省略、さらには炉や風炉(冒頭の写真の、先生の前にある湯を沸かす茶道の大切な道具)までも省略なのですが、背筋の伸びる時間です。

これからも状況が許す限りずっと、自分を造る趣味として(お菓子好きの欲望を満たす手段として)続けていきたいと思います。

興味を持ちながらも二の足を踏んでいる方、一歩踏み出したら素敵な世界が広がっていますよ♪

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~安達組紐館~ 組みひもに初挑戦

前から一度行ってみたかった、組みひもの教室を覗いてきました。

本当は、寺町の伊藤組紐店に置かれているような真田紐に興味があって行ってきたのですが、それは組ひもではなく織りになり、講習はやっておられないのだとか。

P_01 組みひもとは、縄文時代の「縄」に端を発し、平安時代には王朝文化を優雅に演出した芸術品にまで昇華した京都の伝統工芸の一つです。

よく目にする代表的なものはやはり着物の帯締めでしょうか。

最近の手軽な和風小物屋さんでは、ぽちっと玉のついた携帯ストラップなんかもよく見かけますね。

当日思い立ったのですが、キャパが大きいので当日予約で体験教室を受講できました。

1時間程度で携帯ストラップ(受講料\2000)、2時間程度で帯締め(同\5000)など、5つのコースが用意されていて、私はこちらも1時間程度で出来る髪飾り(\2500)にしました。

建物の中に入り、案内されるのに従って2階にいくと、丸台がずらりと並んでいます。

ご高齢の玉を転がすようなお声の先生が、先にいた帯締めの生徒さんを教えておられました。

その他、制服を着た講師の女性が4人ほどおられ、マンツーマンで世話をしてくれます。

まず、糸の色をいくつかの中から選び、丸台にセット。

今回は体験ということで、簡単な同色3本、金糸1本の計4本での組みです。

でも、セット、組む作業、外して仕上げの房を付ける作業のうち、私がさせてもらえるのは組む作業のみで、ただ規則に従って手を動かすのみ。本当に簡単でした(ちょっと物足りないくらい・・・)。

出来上がったのは、80cmほどの房つきの紐で、仕上げをするので上の資料館を見学して待つように言われます。

ほどなくして、房がついてビニールに入れられた状態で仕上がってきました。

いわゆる房のついた紐、といった状態で、ここからどうやって髪飾りに??(涙)と思っていたら・・・Dsc01991 資料館におられた、先ほどのご高齢の先生とお話しし、髪飾りへの仕立て方を教えていただきました!
(が、この日は閑散としていたからであって、この髪飾りへの仕立て方のレクチャーは標準ではないようです。ご注意!)

その完成型がこちら。

着物の道行きコートの胸元によく着けられているものもこんなのですね。

Dsc01987 アップでは、絹の質感が出るでしょうか(クリックして見て下さいね)。

シンプルなので、自分で「わ♪」と買いに飛びつくものではない気がしますが、こうしてみると何だか愛着が湧いて着けてみたくなります。

髪をアップにして、横にピンで留めたりすると良いですね。

行って来たのは、地下鉄丸太町の駅から歩いて3分ほどのこちらです。 ↓ 
http://www.adachikumihimokan.com/2contents/index.html

そして、おまけ。
驚くべき職人芸 & 機械化された工程の動画はこちら。 ↓
http://www.showen.co.jp/index.html
※「職人の技を映像で」というところをクリックしてください(音も出るのでご注意を)

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恥ずかしいけど勉強勉強!

先日恥ずかしいことがありました。

お客様から電話があり、同僚が受けました。

「(結婚を前提とした)お顔合わせとして、○日に予約したいんやけど・・・満席?ほな○日は?その日は仏滅と違いますよね」

カレンダーを見ると、その日は「先負」とあります。

・・・さて何と読むのでしょう。そして、それはおめでたいお顔合わせの席としてお食事していただいていい日なのでしょうか。

日本人としてよく接する言葉なのに、「曖昧だけどまあさして重要でもにないわ」と思って放っておいたら、こちらの店では常識として恥をかくことになり猛省です。

大安・・・たいあん。何事にも終日吉とされている日。大変おめでたい日とされる。

友引・・・ともびき。大安に次ぐ吉日。結婚式などの慶び事にはよい日だが、
     正午は凶とされるので、結婚式などのスタートは正午を避ける。
     また、葬式は「友を引く(道連れにする)」との事から避けられる。

先勝・・・せんしょう。急いで吉とされる日。午前が良く、午後は悪い。
     急用や訴訟などに吉。

先負・・・せんぶ。平静を守って吉とされる日。先勝の逆に午前が凶、
     午後が吉、急用に忌むとされ、公事などを避けるとする日。

赤口・・・しゃっこう。仏滅に次ぐ厄日とされ、何事も避けたほうが無難な日。
     正午のみ吉とされる。

仏滅・・・ぶつめつ。すべての催事は凶であるとされる。


なるほど・・・。

というわけで、先のお客様には、「この日は先負ですので、午後からのお席でしたらお勧めできますよ。」と答えられたらベストだったのですね。

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~草喰なかひがし~ 食通垂涎の店

Dsc01985_2 日本料理ビギナーさんなら、なかひがしを知らない方もおられるかもしれません。
草喰は、「そうじき」と読みます。

京都大学のかなり東、銀閣寺近くの道の脇にあるこの店は、こんな風に慎ましい佇まいです(店名が光で飛んでしまってますが ^^;)。

お店のご主人のご実家は、摘み草料理で知られる美山荘。
どこかのサイトで、「『ご馳走する』とは、本来、苦労して駆け回って(走って)美味しいものを取り揃え、心を尽くしてもてなすことだ」と書いてあるのを読みましたが、こちらのお店は、まさにそれを地で行く店です。
Dsc01981 ご主人自らが、毎日かそのくらいの頻度で山野に分け入り、それを確かな技術でもって素晴らしく変換して、お皿の上で「季節」の幸として昇華させ存分に味わわせて下さる・・・そのありがたみを突出して感じることが出来るから、ファンは絶える事が無く、「京都一予約の取れない店」などと言われるのでしょう。

今回は、「1人で、いつでもいいので昼!」というゆるい条件でこそでしたが、10日ほど前に予約できました。

前置きはこのくらいにして、百聞は一見にしかず。

Dsc01984 八寸。右下から時計回りに。
殻つきの栗の上に潰し銀杏、きぬかつぎ(きぬかつぎについてはここでも取り上げました♪)に山の蜂蜜に漬けた赤い山椒の実、秋刀魚に胡桃を抱かせて燻製焼きにしたもの、黒皮茸の揚げたものに戻り鰹の炊いたの。つぼつぼの中身は柿の黄な粉酢和え。黄色い細長い花はみょうがの花。そしてその下には笹の葉にくるまれたお寿司、そして真ん中の、黒ゴマのついたえんどうの大きなのは・・・うう忘れました。お寿司も何のお寿司だったっけ・・・。

1つ1つ説明してくれるのですが、こんなに華やかな八寸、憶えきれません!(笑)
 

Dsc01982 赤ずいきとさつまいもとその葉のお椀。白味噌仕立てです。体がほかほかとしてきます・・・。
思い返すに、京都で初めて、白味噌の椀の美味しさをしみじみと感じたのは、こちらででした。

 

Dsc01980Dsc01979  「秋の 収穫祭」は、笹で包まれた子持ち鮎。味噌幽庵漬け(味噌としょうゆ、酒、みりんに2日漬けたもの)を焼いたものだそうです。自然の椎茸に揚げ蓮根、黄身の粕漬け、紐唐辛子、そしてみかんのようなものは「海柑」(かいかん)。みかんとスダチのあいの子で、産地はやはり、スダチ王国の徳島だそうです。
この鮎の子の量といったら。身の少なさから、鮎の母の思いのようなものとともにありがたく戴きました。

はっ。こんな調子では激長い日記になってしまう!

さらりと行きます。

Dsc01978 鯉の糸作り、手前の白いのは、生姜のムース。坂本菊、枝豆、菊菜など。お醤油をかけ、混ぜていただきます。

 


 

Dsc01976 店の中央には、おくどさん(京都の、ご飯を炊くかまどのこと)がありますが、さっきからぐつぐつと白い湯気が・・・。


 

Dsc01975 ここで、煮えばなのご飯(お米がご飯に変わる瞬間の、アルデンテのもの)をひと口出してくださいます。早く食べなきゃ!




 

Dsc01974 炊き合わせは、蓮根のすりおろしたのを揚げたもの、5種類のキノコ、生の子蕪、金時人参、小豆など。キノコの香りが素晴らしく。


 

Dsc01973 みょうがと、また出たこのBIGエンドウ・・・何だったかしら・・・(涙)味噌和えですが、シャクシャクとしみじみ美味しい食感。




 

Dsc01970_2Dsc01969

炊き立てのご飯と、小鉢3種(葉唐辛子の炊いたの、万願寺唐辛子の炊いたの、そして香の物も盛り合わせ)、メザシ。このメザシのおなかがトロリとしていて本当に美味しい!
ご飯はいくらでもお代わりを聞いて下さいますが、今日はもうおなかいっぱい。軽くおこげを戴きました。

 

Dsc01968 デザートは、小さく角切りにした梨とそのシャーベット、みかんのゼリーに「山でほったらかしにされた葡萄」(笑)が2粒。ひんやりして美味しいこと。。。


 

Dsc01967 最後に、ほおずきトマトを戴きました。ええ、最後の最後の写真ですが、気がついたときは外側だけになってました・・・(^^;)

以上のお料理が5250円。驚きです。ありがたいことです。。。

久々に訪れた今回ですが、ご主人が時々ぽつぽつというダジャレに磨きがかかっていたような・・・。
1つ出るたびに、「おお!また珠玉の一言が!」とひそかに喜んでいた私。

山歩きの際、はたまた仕込みのときにネタを考え、思いつく度に「あ、これイイ・・・」とほくそ笑んでおられるのかと思うと、失礼ですが何だか可愛くて笑えます!

京都に限らず常連客と一見とでは対応が違うというお店があるのは事実です。
でも、京都で、しかも超予約困難にもかかわらず、こちらではご主人のおもてなしの気持ちが分け隔てなく温かく伝わってきます。
当たり前のことかもしれませんが、それがあちこちで特記されるのはやはりこの店がそれを高く意識して志しているからこそのことでしょう。

Dsc01965 今日の京都は素晴らしいお天気。

こんなに美しい鴨川の風景も、美味しいご飯をいただいて嬉しい気持ちを、ますます満ち足りたものにしてくれました。

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日本料理屋の披露宴

店で婚礼の宴がありました。

我が店には広間があるのですが、ゆったりとお食事してもらうためにはせいぜい20名までです。

それでも、新郎新婦がどうしてもこちらで披露宴がしたいと仰ってくださり、2階の広間と廊下を挟んだ部屋の引き戸を取り払い、若干見にくくはあるものの32名での賑やかな宴会です。

写真が紹介できず申し訳ありませんが、婚礼向けの対応としては

  ・列席者のお箸や、食前酒を注いで廻る酒器に、水引をあしらう

  ・食前酒の器は朱塗りの盃

  ・水引が写された和紙に毛筆で書かれたお品書き

  ・婚礼向けのお料理(結び昆布入りのお茶、金箔の載ったカラスミに
   紅白なます、尾頭付きの鯛にお赤飯、などなど・・・)

  ・豪華な和花を使ったアレンジメント

などでしょうか。

こういう日本料理屋のウエディングは、席は隣同士がぶつかりそうなくらい狭いですし、色とりどりの照明もスモークも洒落た音響もありません。

でも・・・、

今日しみじみ感じたのは、「昔の婚礼の宴ってこうだったのかもなあ」と想わせる、何ともいえないアナログさとアットホームさです。

向かい合わせになった列席者が、にぎやかに杯を重ねて新郎と新婦を見て話し合い、笑いあい、そして何といってもお料理に舌鼓を打つ。ひとたびスピーチが始まれば、皆が聴き入る一体感。

最後に新婦のお父様が「料理長を呼んで欲しい」と仰って、慌ててやってきた料理長を列席者の前に引っ張り出し、「今日の素晴らしい料理を作ってくれた○○さんです」と紹介くださり、料理長は多分もちろん、私たちも、そして列席者も惜しみない拍手で余計まあるく幸せになったに違いないのでした。

サービスを担当する一人員としては、やはり婚礼のプロであるべきだよなあ・・・と何だか申し訳ない気分でしたが・・・。

ところで、この日の主役、世界遺産・糺の森をいただく下鴨神社で羽織袴、島田と打掛で厳かに神前式を挙げたのは、何とフランス人の新郎と日本人の新婦でした!(当然、列席者はほぼ半分がフランス人!)

「彼、こちらが大好きになってしまって・・・」と、最後の僅かな時間に店内や坪庭に一眼レフを向けている新郎を見守る花嫁の、和花をバックにした打ち掛け姿が綺麗だったこと。

そして、「花嫁と日本ラブ!」オーラが漲っていた新郎が、本当に嬉しそうで幸せそうでした。

「是非今度また、お二人でいらしてくださいね」とお伝えし、お見送りしました。

本当にほっこり心が温かくなる、今日のお席だったのでした。

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~紫野和久傳~ 大徳寺とともに楽しみたい、この店の滋味

お野菜の優しさを、日本料理のエスプリを感じながら堪能できる素晴らしいお店が、大徳寺の近くにある「紫野和久傳」です。

前職の同僚と、遅めの昼(\5250)を戴きに行ってきました。

打ちっぱなしでも和を感じさせるモダンな建物の2階。

BGMはなく、秋の陽射しが、風に揺れる木々の陰を外壁に写すのを見ていると、何とも落ち着きます。

最初に、ほのかに味付けされた冷たい梅酢が出てきました。

Dsc01960_2 次に、和久傳ではどこでも戴ける特製の竹酒と一緒に先付けが出てきてお料理スタートです。

左上から時計回りに、胡麻豆腐、しめじの煮浸し(山椒とお醤油の葛餡がかかっています)、こんにゃくのような風味と食感の揚げ生麩、小蕪と杏、そして丹波の黒豆。




Dsc01959 2品目は、冷たいおぼろ豆腐。お醤油とかぼすで味付けされたお出汁、酢だちの香りが素晴らしく効いています。






 

Dsc01958 3品目は、一転熱々のもの。僅かに餅粉をつけて揚げた加茂茄子と餅麩の揚げたものに、茗荷(みょうが)、割としっかりした味わいの葛餡。






 

Dsc01957 次は人参菜、椎茸のお浸し。菊花が鮮やかですが、器も菊ですね。





Dsc01956
カウンター向こうの網から焼き立てを供されたお餅には、粗く潰された銀杏と白味噌の餡が入っています。




 

 

Dsc01955 そして、栗、山芋、蓮根の揚げ物。山芋って、とろろ状のものや短冊でしかあまり戴きませんが、お芋であることを実感するホクホクさです。滋味である甘みもたっぷりです。


  

Dsc01954  ご飯は、朴(ほお)の葉で包まれたきのこのおこわ。香の物もたっぷりです。






 

Dsc00997 最後に、こちらも和久傳の名前を有名にした評判のお菓子・西湖と、お薄が出てきて終わりです。



 

こちらのお料理は、典座(てんぞ)料理といわれ、大徳寺のお坊さんが食べていた動物性タンパクを一切使わない精進料理が基になっているそうですが、それを感じさせない充足感です。

お腹も一杯になるのですが、何より優しく手を加えられた野菜をしみじみと見つめ、秋の恵みをひと品ひと品感謝しながら戴くことが、心を満たすのだなあと思います。

(が、本当のことを言えば、昨年に比べると少し迫力が無かったかな?温かい椀物が無かったのも少し残念でした。昨年は11月だったからでしょうか。今は食材の端境期だというしなあ)

とはいえ・・・

Dsc01942 15時頃に食べ終わり、大徳寺高桐院(素晴らしいロケーションで、大好きなお寺の一つです)を散策して、平等院の夜間ライトアップ&雅楽の演奏のイベントに行きましたが、19時頃にはおなかの虫がグーグー鳴いていたのでした(笑)

 

Dsc01937 夜は、パスタの美味しい、濃い系イタリアンを予約していたのですが、大正解でした(できれば逆の方がヘルシーだったんでしょうが・・・)。


 

<追記>

近々、京都ファンで食べ歩き好きさんなら必ずご存知であろう、「草喰なかひがし」に行く事になりました。

予約困難で有名なところですが、「1人でお昼に伺いたいのですが、どうでしょう?」というと、あっさり成功!3名での予約もあるでしょうし、1人なら意外と簡単に半端の席が取れるのですね。日にちを指定しなければ更に確率が上がります。

お財布はちょっと厳しいけど、これも勉強勉強!写真が取れるようでしたら、併せてまた報告します。

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~馳走や鈴 &和久傳茶菓席~ 京都のお運びさんの、お昼ごはんとスイーツ

今日は休日でした。

久しぶりに会う友達とお昼ご飯の約束をしていたのですが、私の食べ歩き好きは周知の事実なので、こういう時はいつもお店のセレクションは任されてますcoldsweats01

いつもは、仕事で美味しい料理を前に切ない状態が続いているし、やっぱり美味しい和食が食べたい・・・。

というわけで、今回の昼は、お安いのに仕事はしっかり、美味しさ太鼓判!のちょっとマニアックな場所にある穴場で・・・

Dsc01929_2 海鮮のちらし寿司セットです。

蓋つきの塗りのお椀に、バラちらし。赤だしと、茶碗蒸しと、小鉢はお揚げと菜っ葉の炊いたの。

このちらしが大好きなのです。

写真ではちょっと分かりづらいかもしれませんが、ぎっしりと載せられたネタは、鯛にウニに貝柱に、鮪、イカ、いくら、菊花、キュウリにラディッシュ、卵焼き・・・

こちらに、写真中央のお醤油と山葵(わさび)を刷毛で塗って戴くのですが、この、ころころに小さく整えられたネタが、ぷりっぷりで新鮮そのものなのです。

つやつやキラキラしていて、蓋を開けると、さながら宝石箱のような可愛らしさで。

きっちり出汁を引いて作られた茶碗蒸しや小鉢も、もちろん美味しいです。

これで、\1,050なんですよ♪

友達も目を丸くして大喜びで、大いに面目躍如でした。(^^)v

雰囲気も値段も、肩に力の入らない小料理屋といった小さな店ですが、夜のお料理も高級割烹級。あんまりガイドなどには載っていないけど、大推薦できるお店です。

■馳走や 鈴(ちそうや すず)

      住所:京都市中京区車屋町通丸太町下ル東側

    tel:075-211-3339
      営業時間:12:00~14:00、17:00~21:00 
      定休日:不定休

続いて、喋り足りない私たちは、お茶をすることに。

そちらのセレクトも任されたので、こちらから近い花子さん(過去の日記はこちらとかこちら)に行こうかなと思いつつ、意外にまだ行った事のなかった和久傳の茶菓席へブラブラと歩きます。

Dsc01927店舗の内外観を撮るのを忘れてしまいましたのですが、とてもシックで落ち着く店内です。

ほうじ茶と小さい黒豆菓子が運ばれてきてからオーダーしたのは、「湖面の月」というお菓子とお薄。セットで\945です。

黒蜜の闇の中に浮かび上がる月は、和栗を吉野葛で練り上げたもの。緑は銀杏です。


Img_kashi_18 友達が頼んだのは、「月明かり」。

こちらは、裏ごしされた栗を満月に見立てた羊羹です。

和久傳の茶菓席は、お店の前はしょっちゅう通っているのですが、店先に出ているお品書きを見ると、季節ごとにいつも風流かつ斬新なお菓子が供されているようです。

こちらの2点も、「なるほどねえ」と二人して感じ入りました。

店内は広く、席数も多くてゆったりできるので、おしゃべりにももってこいです。


■紫野和久傳 堺町店 茶菓席

      住所: 京都府京都市中京区堺町通御池下ル東側
      tel: 075-223-3600
      営業時間: 11:30~19:00 
      定休日: 無休
 
この後は、家でお抹茶を点てる友達が、こちらの近所に丸久小山園のカフェ&お茶類販売店が出来たというと「行きたい!」と色めき立ったので、彼女のお抹茶買いに付き合って西へ西へ、西洞院通りまで。
彼女は、「ここのんが一番美味しいと思うねん・・・」と言いました。
一保堂さんに比べたら、ちょっと高い目の価格帯が中心のラインナップですが、気になるコメントです。

それにしても、美味しかったしおしゃべりもいっぱい出来たし、平和で心地よい休日でした。

 

 

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こんなお子様連れのお客様はいただけないです・・・

と、いきなりネガティブ発言ですみません。

でも、もし日本料理屋にお子様同伴でいらっしゃる場合は、最低限まもるべきマナーだと思うので書くことにしました。

(以前、素敵なお子様連れのお客様の話を書きましたが、今回はちょっと悪い例です。)

私の働く店には個室1階に1部屋、2階に3部屋あるので、よくあるような「○才未満のお客様はご遠慮ください」なんてことはなく、予約を承っています。

もちろん、献立についてもある程度柔軟に要望を伺い、大人と同じお料理が食べられないお子様の為には、別献立を板場に通します。

お孫さんを囲んでの家族での食事会などは、見ていて本当にほほえましく幸せな感じで、接客するこちらとしても、この素敵な食事会の縁の下の力持ちになりたい、と腕まくりしたくなります。

しかし・・・。

まあ良くないことなので、簡単にさらりと箇条書きにしましょう!

 ■お子様の離席はいいが、部屋の外に出るのは絶対にNG

   →  階段等があり大変危ないです。また、他の個室のお客様にも大迷惑

 ■お子様を叱るのはありがたいが、そのせいで大声で泣かれるのが最悪のパターン

   →  「いやだーーっ!」と金切り声をあげられても、他のお客様に申し訳なくてぎょっとしてしまいます。

 ■塗りの折敷を割り箸でお絵かきボード代わりにしたり、おさじをガチガチと噛む

   →  高価な塗りは一度傷がつくと修理代も大変高額です。大人の料理が終わるまで退屈されないよう、必ずおもちゃを何かをお持ちください。

 ■食べ物で汚れた手で窓を叩いたり、舐めたりする

   → 業務用のきつい薬品で窓を磨いているので体に大変悪いです。

今回担当したご家族は、おばあちゃんとパパママ、そして3歳のボクだったのですが、食事の最後の方でおばあちゃんとママがお会計&お土産を買いに席を立たれ、ボクは寂しくておばあちゃんとママを求めて階下に行こうとします。

でも残ったパパは「ここにいなさい」と一声かけただけで、あとは部屋で携帯に夢中。

階段から落ちたら大変と、ずっと見守らなければならず、ママ恋しさに加え知らない大人にそばにつかれてお子様の機嫌はどんどん悪くなっていき・・・参りました(涙)

こちらのご家族へのお世話は精一杯したつもりですが、他のお客様方はさぞかし騒がしく、落ち着かなかったことと思います。

決して安くは無いお料理を、サービス料を払ってまで食べに来てくださるお客様にとって、私たちがお世話するこの時間は非日常のものでなくてはなりません。

雰囲気が良くて落ち着く店だ、という利点を感じていただけているならば、お子様連れのかたでも、他のお客様の同様の期待を尊重する配慮をいただきたいものです・・・。

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