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2009年7月

祇園祭はまだ続く・還幸祭のハートビート!

花笠巡行よりも、更に我を忘れるほど魅せられたのは、還幸祭です。

先日のを軽くレビューしますと、

■還幸祭とは・・・
祇園祭の山鉾巡行の日に、八坂神社を出発して主に河原町以東を練り歩いた3つの神與(しんよ・おみこしですね。それぞれ違う神を奉っています)は、四条寺町の御旅所(おたびしょ)に収まり、そのまま24日まで滞在します。
還幸祭は、御旅所に収まっていた3神を「御霊遷し」という神事で3基の神輿(中御座・東御座・西御座)に移し、神輿が夕方に御旅所を出発して、今度は寺町以西を練り歩き、夜中に八坂神社に到着。「御霊遷し」をして3神が元の場所に鎮座するまでの一連の行事です。

夕方の用事を済ませて急ぎ四条に下がった私ですが、西御座が御旅所から出発するところで、ものすごい熱気!

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四条は見物客でラッシュアワーの電車内以上の混雑、全く身動きが取れません。

神輿を中心とするブラックホールのような熱気に、17日までのお祭りが見られなかったストレスもあり、「洛中を駆け回って3つとも見届けよう!」と衝動的に思いました。

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西御座を先回りして、錦市場に行ってみました。
来た来た!

白い法被には、西御座を奉仕する錦神輿会の「錦」の文字。

この狭い錦市場の通りを、血気盛んな担ぎ手が、ある程度の統制のもと威勢のいい掛け声を発しつつ荒々しく通り過ぎていきます。

いったい何人いるのでしょうか・・・数百人。3基で、用意されたお弁当が2000個といいますから、それくらいの人数です。

狭い錦市場の、シャッターが下りた店舗にへばりついていると、神輿が通り過ぎる直前に、担ぎ手の一人が体をはってバリアを作ってくれました(そういう役目の人なのでしょう)。

いえほんと、ボヤボヤしていたらなぎ倒されそうなくらいの勢いです。気をつけなきゃ!!

ルートが全くわからなかったので、静けさの戻った御旅所に戻り、配布されている巡行路パンフレットをGETしました。

時間は19:00頃・・・近くの烏丸通に東御座がいることがわかり、そちらに急ぎ向かいます。

烏丸で振られて、大宮通まで行ったところ、・・・いましたいました!

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ここは、四若神輿会という担ぎ手が担っています。

そういえば、前職のお客様がこの神輿会に所属していて、2年前この神輿会に居合わせたときに偶然にもお会いしたことがありました。

その頃はまだ関心があまりなく、というか祇園祭を勉強・堪能する余裕も無く、「ええっ、何なさってるんですか!」と超よそ者発言をしてしまいました。本当に失礼だったなあ・・・。

邪魔だとわかっているから、もちろんその方を探したりはしません。

到着して、友達にテレビ電話をしていたら、大休止が始まりました。

お疲れ様です!まだ先が長いですから、頑張ってくださいね!!

残るは1つ!巡行マップをあらためると、北上すれば三条通に中御座が巡行していそうです。

三条通商店街に急ぐと、ああやっぱり!いいところです!

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錦よりは広いのですが、それでもすごい熱気!危ないけど、たまらないほど血湧き肉踊る気の流れです!!

通り過ぎるのをみていると、ここでも大休止が始まり、皆さん神輿を置いて千々に休み始めました。

一人で呆然と余韻に浸っていると、担ぎ手の一人が眼光鋭くじぃっと私を見て、近寄ってきました。

(えっ。何? 邪魔だった?・・・絡まれるのかな。うっ、あの、・・・怖いよーっ!)

と思っておどおどしていると・・・  なんと!約2年ぶりに会う知人でした!

先の四若神輿会のもとお客様とはまた違うお客様です。

普段していらした眼鏡もなくて、日焼した体は汗でびしょびしょで、法被姿に細いはちまき、無精ひげ・・・、ううっ、真剣にかっこいいんですけど・・・・!

思わず、写真を一緒に撮って貰いましたheart01

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「頑張ってくださいね!」と真剣に伝え、目をハートマークにして見送ります(笑)

というわけで、最後はサプライズとともに、3基の神輿を見るのに成功しました。
時間は20時半頃でしたが、熱気と人いきれ、空腹と移動のしんどさでもうヘトヘトでした。

ただ、ここに熱く語るには私の経験はお恥ずかしいほど中途半端。

この後、3つの神輿は大きく東に移動して深夜0時頃に八坂神社に帰還し、神聖な「御霊遷し」の神事を終えてやっと終了なのです。
私が御池近くの自宅に戻って食事を終えた21時半頃にも、どこかの神輿が三条通を通る賑わいが聞こえてきました。

終わる頃には、神輿会の人たちは、どれだけぼろぼろに疲れているでしょうか。

状況が許せば、来年こそはきっと八坂神社で見届けたいと思います。

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今年の祇園祭は・・・

長く東京に滞在し、日記のアップをご無沙汰してしまいました。

今私は、とある事情で店をお休みし、新旧2つの都を行ったり来たりしています。

そのせいで、今年はこれまで祇園祭をこれっぽっちも堪能できなかったのですが、遂に楽しめるときがやってきました。

「・・・祇園祭は7月17日昼間の山鉾巡行で終わりでしょ?」

これを読んでくださっている方々は、こんなコメントはなさらないでしょうか。

そう、大クライマックスの17日が終わっても、祇園祭は7月一杯まで続きます。

今日はその、後半のプチクライマックスともいえる日で、主に2つの行事が行われます。

①花笠巡行

 昭和41年まで、山鉾巡行は17日と24日の2日に分かれて行われていました。
 花笠巡行は、その名残として今も24日に行われている巡行です。
 下はその巡行ルート(八坂神社のHPから拝借)
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行列が通り過ぎるまで、時間にして20分ほどの小さな巡行です。

②還幸祭

祇園祭の山鉾巡行の日に、八坂神社を出発して主に河原町以東を練り歩いた3つの神與(しんよ・おみこしですね。それぞれ違う神を奉っています)は、四条寺町の御旅所(おたびしょ)に収まり、そのまま24日まで滞在します。
今日の還幸祭は、その3基が夕方に御旅所を出発して今度は寺町以西を練り歩き、夜中に八坂神社に戻る行事です。
こちらの巡行ルートもご紹介しましょう。

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花笠巡行を見るべく、朝10時半過ぎに寺町御池まで行ってみました。
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山鉾巡行ほどではないけれど、結構人が集まっています。きっと地元の人や、京都を偏愛する観光客さんが大半ですね。

八坂神社を出て河原町を北上した列は、寺町通を南下します。
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ピーピーと警察の笛が鳴り始め、ついに先頭がやって来ました。
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行列はどんどん続きます。

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画像がぐっちゃぐちゃなのは、ココログが私の手に負えないからです。お許し下さい(涙)

花笠巡行の紹介では「行列は芸能関係が中心」とありますが、子供や女性がほとんどですね。最後の舞妓さんの山車の後ろに、紋付の着物でばしっと決めた「おかあさん」が二人、凛と鎮座しておられたのが印象的でした。

ところで・・・・

あちこちに施されている八坂神社のご神紋↓。

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きゅうりが食べられないのも、あと僅かの辛抱ですね。
(ご神紋がきゅうりの断面図に似ているから、この時期は祭りに深く携わる人々は恐れ多いからときゅうりを食べないのだそうです)

話題はそれますが・・・

見物客の中には、こんな子もいました。

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この子、葵祭のときの下鴨神社にもいたなあ・・・いえホントですよ!
地元のおじさんが、自転車の前カゴに入れて連れ歩いていたのです。

けっこう神妙に見ています。よっぽど祭り見物が好きなんでしょう(笑)

それから・・・

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私たちが子供の頃は、こんな小さなおみこしに車輪↑など付いてなかったのですが、最近の子供は耐えられないのかな?
みんな持ち手に軽く手を置き、もしくはもたれかかりながらも声は元気に「わっしょい!」と通り過ぎていきます。

とはいえ、蒸し暑い梅雨の晴れ間の京都。さぞかし大変だったでしょう。
お勤めお疲れ様でした。

(トランス状態の町衆の熱気に感動した、夕方の還幸祭に続きます)

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桂離宮のガイドツアーに参加してみる

先日事前申し込みした、待望のツアーの日がやってきました。

あっという間の1時間強・・・、  総じて!

桂離宮、素晴らしい・・・・!!!impact

お勧め度満点です。

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両親や京都好きの友達、はたまた京都に住んでいるのに日本文化に誇りも興味も持っていない知人を引っ張っていきたくなるような衝動に駆られました。

いえ、多くの寺社仏閣も素敵なのですが、やはりいろんな意味で別格のような気がします。

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今年(09年)1月に放映されたNHKスペシャルでは、建物内を重点的に解説していて面白かったのです。

でも今回はもちろん中には入れないだろうし、京都御所のツアーが期待したほどでもなかったので、過剰に期待してはいけないと思っていました。

今回案内してくださったのは、名ガイド・阿部さん。

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知識が豊富でいらっしゃるのはもとより、笑いも織り交ぜながら何とも引き込まれる案内でした。

阿部さん曰く、

「桂離宮はね、ほんっとうにヘンなお庭です。
変わってるんです。
馬鹿にしてるのか?って笑ってしまうような仕掛けがあっちこっちに一杯あります。
・・・でもね。
私は全部(京都にある宮内庁管轄参観地の4箇所)廻りましたけど、桂離宮が一番すごいところです。」

写真をたくさん撮りましたし、どれを載せよう・・・と悩んだのですが、あまりにもの多くのウンチクが溢れ、考えれば考えるほどの無力感(涙)。

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そこで、印象に残った阿部さんの名ガイド語録の一部を・・・。

「桂離宮はね、写真なんかで見てもあんまり意味がありません。なぜかと言うと、10歩歩くたびに、景色の見え方、趣が全然変わってくるんです。実際に来て、歩きながら体感してなんぼの庭です。」

「敷いてある石にも、場所によって真・行・草の特徴があります。それぞれに意味があるんです。」

「本当に足もとには気をつけてくださいよ。この飛び石すごいでしょう?夜には来るなっていう庭ですから。」

「ここ見て下さい!なんか違和感ありません?・・・そう!実はね・・・」

「これ、左が6段で右が6段半。ナメてるでしょう?」

・・・などなど。

桂離宮は、何せ素晴らしい美しさの中に、訪れる人を心憎いまでに飽きさせないよう、徹底した目隠し・アンバランスさと不思議さ、遊び心・・・つまりは心憎いほどの緻密な計算に満ちたお庭でした。

確かに建物内には上がれなかったけれど、松琴亭や笑意軒などの縁側に実際に座って景色を眺められたのは素晴らしかったし、とにかく屋外からのガイドだけでも十分面白かったのです。

最後に阿部さんは、

「これだけしゃべってもまだ私、しゃべりたらんところが何ぼでもあるんです。・・・まあまた来てください!季節によってもまた見どころが違って面白いですよ。」

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ご一緒したかたと、すっかり満足して「次回も阿部さんご指名で!」と挨拶して帰りました。

それにしても、阿部さんのガイドになぜ惹き込まれるのか分かりました。

もちろん、阿部さんが説明上手でいらっしゃるのもありますが・・・、天下の宮家の別荘をケチョンケチョンに仰りながらも、阿部さんご自身が、桂離宮にすっかり魅せられていらっしゃるのが伝わるからなんですね。

桂離宮とともに、大好きなものについて語るプロの魅力を、堪能させていただきました。

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ついでに・・・

桂離宮に行かれるときは、セットで桂離宮前の和菓子の名店・中村軒に行かれてはどうでしょう?

代表的な銘菓・麦代餅や、夏のカキ氷、秋の栗蒸し羊羹で有名ですが、私たちは定休日の水曜に行ってしまい、泣く泣く行けず。

近くには、息子さんがなさっているお蕎麦屋さんもあり、そちらも興味津々です♪

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