器や小物

お寺のスタンプラリー!? 御朱印について

何が起こるかわからない昨今、京都にいられる間にやっとかんならんと思っているのが、寺社仏閣巡りです。

その前に、何かそれを記念として残せないかと思い、寺町三条の鳩居堂(和紙や葉書など紙製品を中心に、和文具が揃う老舗です)に走って買ったのが「御朱印帳」です。

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御朱印は、「お寺巡りのスタンプラリー帳みたいなもんでしょ?」という人もいるのですが、本来は、そのご本尊にお経を納めた証となるもの。
最近では簡略化されて、「ご本尊に参拝した証となるもの」と説明されることもあります。

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寺社務所でこの帳面を出せば、直接書いてもらえます。
(御朱印帳を持っていなければ、書置きのストックをくれます、)
拝観料に加え、御朱印代はたいてい\300です。
拝観料を払って拝観せず、御朱印のみでもいただける場合がありますが、本来の目的を考え背筋を正して臨みたいものですね。

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これは、平等院の御朱印。
右上から、

  奉拝 平成廿年(にじゅうねん)
       卯月(四月)四日(点が4つですね! ^^;)
  鳳凰堂
   宇治 平等院

とあります。
書き込まれる内容は大体同じで、一番大きく書かれる真ん中の欄には、ご本尊の名前や、それが安置されている建物の名前などが多いです。
判は、ちょっと見にくいのですが、上側は鳳凰、下側は「平等院」。
ご神紋が捺されることもあります。

といった感じで、今まで戴いたものの中からいくつか見てみましょう。

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この立派な書は、有名な清水寺のもの。
墨痕鮮やかに、どっしりさらさらと書いてくださったのを惚れ惚れと見ていました。

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こちらは、かっこよくシンプルに「仏心」と。
大原・三千院近くの、額縁庭園で有名な宝泉院のものです。

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こちらの、ちょっと鄙びた感じの御朱印は、沖縄の観音寺のもの。
なにか用事をなさっていた御住職に声をかけてお願いしたのですが、ちょっと意外そうな感じでした。沖縄にはあまりお願いする人もいないのかな・・・。
御朱印帳を持ち合わせていなかったので、紙を戴いたのですが、なぜか大きさが規格外(^^;)
御朱印代を払おうとしたら、「お気持ちだけ、そちらの賽銭箱に入れてください」って仰ったのも、なんとものんびりと素朴な感じがしました。

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これはご覧の通り北野天満宮のものですが、超シンプルですね。梅の名所らしいご神紋が可愛くて印象的です。
でも、更にシンプルなのは・・・

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いやはやいやはや・・・(笑)。
恐れ多くも日本の最高ランクに君臨するお宮さん・伊勢神宮は内宮のものです。

今のところの34名刹、私は、訪れたきっかけや感想等を帳面の裏側に書き込んでいます。
後で見ると、「あー、ここはお寺の人が親切にお庭を説明してくれたっけ・・・」「あのお寺から見た京都の街が幻想的だったよなあ」なんて、アルバムさながらに思い出したり。

旅行などに行っても、国内なら立ち寄ることの多い寺社仏閣。
皆さんもその都度記念に戴いてみてはいかがでしょう?

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器のスーパースター☆

尾形乾山って聞いたことありますか?

「おがた けんざん」と読みます。江戸時代の陶芸家で、今も残る作品の中で11点が重要文化財に指定されています。

Dsc01383 少し前になりますが、店の人に勧められて京都文化博物館で開催された「乾山の芸術と光琳」展に行って来ました。(歴史資料集の「紅白梅図屏風」などで有名な尾形光琳は乾山のお兄さん。)

というのも、尾形乾山といえば、日本料理で供される器においても関係が深く、平伏すほどのビッグネームなのです。

もちろん、一般人が乾山の器でお料理を戴くなんていう機会は、残念ながらまぁありえない話です。

でも、今に至るまで数々の陶工が「乾山写し」といって、乾山の素晴らしい器を真似して作品を作っているんですね。

私の働く店にも乾山写しの器があって、器の事をあまり知らないお客様でも「この器、素敵ですね」なんて仰ることがあります。

後世に名を残す名工の作品は、時代を超えて現代人をも感嘆させる普遍的なものなのですね。

「一体、乾山の器ってどんなもんなの?」と興味のある方は・・・

乾山の作品を蔵する滋賀のMIHO MUSEUMが出した写真集、「美し(うまし・うるわし)乾山 四季彩菜」。

これすごいんです。何と、大胆にも乾山の器に実際の料理を盛り付けて撮影して作ってしまった写真集。

たまたまその写真を見る機会が会ったのですが、まあ、洗練され張りつめた中にも温かな調和の、神々しいまでの佇まいでした。

出来栄えを裏付ける話として、この写真集は、2005年度グルマン世界料理本大賞の写真部門で最優秀賞を獲得しました。

世界65カ国から約6千冊の応募があったというのですから凄いですよね!

ただ、残念ですがこちらの写真集は書店には置いていません。

こちらの所蔵を出展する展覧会では即売をするようですが、基本取り寄せになると思いますので、まずはお問い合わせください。

<MIHO MUSEUM> http://www.miho.or.jp/japanese/index.htm

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~甘楽花子~ お菓子に盛り込まれる季節

昨日はお料理の食材の話でしたが、今日はお菓子を。

長く和菓子嫌いだった私ですが、一転大好きにならせてくれた立役者のようなお店が、京都・烏丸丸太町南東角の「甘楽 花子」さん。かんらくはなご、と読みます。

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和菓子には、①生菓子(しっとりした生のお菓子) ②半生菓子(外側は乾き物。最中とかがそうですね) ③干菓子(飴やお煎餅、落雁などの砂糖菓子など)の3つに大別されます。

①の中でもお正月のお祝菓子や、茶事など特別な席で使われる凝った作りの繊細なお菓子のことを上生菓子といいますが、花子さんではこの上生菓子をお薄(お抹茶)または煎茶と一緒に気軽に戴けます。

春なのに肌寒かったある日に戴いたお菓子の名前は「嵯峨の春」。

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写真をご覧ください。少し柔らかい目の羊羹が大地、きんとんで作られた緑に黄色が菜の花、ピンクが桜。 春の中の春です。

この日は、お薄のお茶碗がとても美しくて、目が釘付けになってしまいました。

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桜がきらきらと描かれている表面は、自然のくぼみを使って幹や枝ぶりが配され、全体の細かな凹凸で何とも華やか。

お店のご主人はとても良い方で、こちらが質問すると、お菓子のつくりのこと、器のこと、その他お菓子全般についての話等、いろいろ教えてくださいます。

こんな時間がたかだか750円で過ごせるならば、まったくもってお得ですね。

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